カサゴのルアーでの釣り方解説とおすすめルアー

1年を通して釣れる魚として有名なカサゴ。代表的な根魚で、食卓でも人気があります。いろいろな釣り方がありますが、本記事ではそんなカサゴをルアーで釣る時のポイントを紹介しましょう。

カサゴはどんな魚?

カサゴは比較的に簡単に釣れる魚です。海底の岩礁や海藻の間に隠れて、獲物が来るのを待っています。あまり自分のテリトリーから動きませんが、逆に言えばテリトリー内に入ってきた餌に対しては貪欲な魚です。また夜行性で夜になると、積極的に動き出します。北海道を除く日本各地の沿岸部に生息しているため、非常に身近な魚の1種だと言えるでしょう。

カサゴが釣れる場所は?

カサゴが釣れる場所は堤防回りや岩礁などが多い場所です。習性から考えると、カサゴが身を隠せる場所があれば、釣りやすいと考えて良いでしょう。テトラが置いてある場所や、ゴロタ浜なども代表的なポイントです。根掛かりがしやすいため、ルアーで釣るのなら根掛かりしにくいものを選ぶのもポイントです。初心者の場合は足下が安定している、堤防の回りがお勧めでしょう。1年を通して釣れる魚ですが、シーズンとしては11月から4月にかけてとなります。また時間帯としては夜行性であるため、夜釣りの方が釣果も期待できるでしょう。

カサゴのルアーでの釣り方

ルアーでカサゴを釣る時には、一般的にはワームを使います。ただ季節や釣る場所などによって、カサゴが食いつく餌が違っていますので、いくつか用意しておくといいでしょう。日中にカサゴを狙う時には、テリトリー内に餌であるルアーを送りこむ必要があります。1つの場所で30秒ほどルアーを動かしてみて、食いつきがないようだと少しずらして動かしてみるといいでしょう。根掛かりしやすい場所が多いため、最初は難しいかもしれません。ただ慣れてくると、比較的にテクニックも必要なく釣ることができます。底をただ巻きでゆっくり引いてくるか、ボトムをリフトアンドフォールで誘うのも効果的です。

ワームがメジャー

カサゴを釣る時のルアーでメジャーなのは、先にもお伝えしたようにワームになります。ワームとはエビやカニなどの甲殻類を模したもので、カサゴがふだん餌としている物ばかりです。様々な種類のものがあり、そのエリアエリアに合わせてカサゴが良く食べるものを選ぶと釣果が期待できます。ただ根掛かりしやすい場所にカサゴはいるため、ワームは小さめのものを使うといいでしょう。

ワームの種類は?

カサゴを釣るためのワームには、いくつか種類があります。その中でも代表的なものを、いくつか紹介しておきましょう。ポイントになるのは、いかにカサゴにアピールできるかです。そのために色が派手な物や、臭いの強い物を選ぶと初心者でも釣りやすくなるでしょう。

ピンテール系ワーム

ダイワ(Daiwa) アジ ワーム アジング メバリング 月下美人 ビームスティック 2.2インチ グローピンク ルアー

無駄を廃したシンプルでオーソドックスな形状です。アジングやメバリングで使われることが多いこの形状ですが、動きも小さいので、魚をスレさせるリスクは一番小さいといっていいでしょう。ただし、アピール力が弱いことも事実です。

クロー系ワーム

メジャークラフト ルアー ワーム ファイティングクロー 2.4inc(6cm) #101 GLOW夜光 FCW2.4

クロー系のワームとは、カサゴが普段から餌としているエビやカニに似せたタイプを指します。普段から捕食している餌に近いだけあって、かなり実績のあるワームだと言えるでしょう。ただ細かいパーツが多いため、小型のカサゴなどであれば本体の部分ではなく、パーツだけ囓られることもあります。

シャッド系ワーム

エコギア(Ecogear) ワーム グラスミノー L 3-1/4インチ #439 房総プラチナキス.

シャッド系ワームとは小魚を模したものです。尻尾の部分がついていて、そこが動くことでカサゴにアピールします。バス釣り用の物も多く販売されていて、比較的に安価な値段で購入できるのが特徴です。実績もあるワームですので、カサゴ釣りでもメインにする人がたくさんいます。

グラブ系ワーム

クロスファクター(CROSS FACTOR) ワーム サイコグラブ 4インチ スカッパノン CLE002-4SCP ルアー

グラブ系のワームはシャッド系と似ています。シャッド系と同様に小魚に似せたタイプでもあり、グラブ系は芋虫を模したような形をしているのが特徴です。形状の特徴としては尻尾がついていて、ここが揺れてカサゴを誘うという仕組みです。

仕掛けの種類は?

カサゴをルアーで釣るのなら、主な仕掛けとしては2種類です。ジグヘッドとテキサスリグになります。どちらでもカサゴは釣れますので、自分にあった方の仕掛けを試してみるといいでしょう。

ジグヘッド

ジグヘッドとはウェイトシンカーのついたフックのことです。カサゴは海底に住む根魚ですので、フックに重みがなければいけません。ある程度重さのあるものがおすすめで、堤防でのカサゴ釣りをメインとするのなら5g前後の物を選んでおくといいでしょう。

テキサスリグ

テキサスリグは砲弾のような形をしたバレットシンカーと呼ばれるものと、オフセットフック、ワームを組み合わせた仕掛けです。根魚用の仕掛けとしては代表的なもので、カサゴを釣る時にも効果を発揮してくれるでしょう。ワームを数種類用意しておくと、ほとんどのパターンでカサゴを攻略できるはずです。

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