
バス釣りのリグの中でも、根掛かりしにくく様々な場所で使えるのがテキサスリグです。カバーの中を攻める時も安心して投げられますし、ボトムの変化を探るのにも適しています。今回はテキサスリグの基本的な作り方から、実際の使い方まで詳しく解説していきます。
テキサスリグとは
テキサスリグは、ラインにバレットシンカーを通してオフセットフックにワームをセットする、シンプルなリグです。針先をワームの中に隠すことで根掛かりを回避しつつ、カバーの奥やボトムを攻略できるのが最大の特徴だと言えます。
名前の由来はアメリカ・テキサス州で生まれたからという説が有力で、現在では世界中のバサーに使われている定番リグになっています。シンカーが先行して落ちるため感度が良く、ボトムの地形変化も把握しやすいのが魅力ですね。
テキサスリグに必要なタックル
テキサスリグを作るには、いくつかのアイテムが必要になります。それぞれの役割を理解しておくと、状況に応じた使い分けができるようになります。
バレットシンカー
弾丸型のシンカーで、テキサスリグの要となるパーツです。重さは5g〜10g程度が基本的な範囲で、水深や風の強さ、カバーの濃さによって使い分けます。最初は7g前後を持っておくと、様々なシチュエーションに対応できて便利です。
タングステン素材のものは高価ですが感度が良く、鉛製は手頃な価格で揃えやすいというメリットがあります。予算に応じて選ぶといいでしょう。
オフセットフック
針先をワームに隠せる形状のフックで、根掛かり回避のために必須です。ワームのサイズに合ったものを選ぶことが重要で、一般的には3〜5インチのワームなら#1〜#4程度のサイズが目安になります。
シンカーストッパー
バレットシンカーを固定するためのゴム製パーツです。フックの結び目の上にセットして使います。シンカーを固定することでフッキング時の貫通力が上がりますが、フリーにすることでより自然なフォールアクションを出すこともできます。状況次第で使い分けられるよう、両方試してみることをおすすめします。
ワーム
クロー系やホッグ系のように、水中でパーツが動くタイプが定番です。スティックベイトやホグ系など、アピール力の異なるワームを揃えておくと、魚の活性に合わせて使い分けができます。
テキサスリグの作り方
セッティングは慣れれば数十秒で完了しますが、最初は丁寧に手順を確認しながら進めましょう。

ステップ1:シンカーを通す
ラインにバレットシンカーを通します。この時、シンカーの尖った方をフック側に向けるのがポイントです。逆向きに付けてしまうと根掛かり回避性能が落ちてしまいます。
ステップ2:フックを結ぶ
オフセットフックをラインに結びます。結び方はクリンチノットやパロマーノットなど、自分の慣れた結び方で問題ありません。しっかりと締め込むことを忘れずに。
ステップ3:シンカーストッパーを付ける
必要に応じて、フックの結び目とシンカーの間にシンカーストッパーを挟みます。固定したい場合は結び目に密着させ、フリーにしたい場合は省略するか少し間隔を開けてください。
ステップ4:ワームをセットする
オフセットフックの針先をワームの先端中央から刺し入れ、5mm〜1cmほどで一度抜きます。その後フックをワームに沿わせて、ワームがまっすぐになる位置でもう一度刺し込み、針先をワームの中に隠します。針先が少し出る程度にするとフッキング率が上がりますが、根掛かりが気になる場所では完全に隠すのが安心です。
テキサスリグの使い方とアクション
リグが完成したら、いよいよ実釣です。基本的なアクションをいくつか覚えておくと、様々な状況に対応できます。
ズル引き
ボトムに着底させたら、ロッドを水平に保ちながらリールをゆっくり巻いてボトムを這わせます。障害物に当たったらロッドを少し立てて乗り越えさせ、また引き続ける動作を繰り返します。地形変化やストラクチャーの位置を把握しながら探れるのが利点ですね。
リフト&フォール
着底後、ロッドを鋭く煽って50cm〜1mほどリグを浮かせ、再度フリーフォールさせます。フォール中にバイトが集中することが多いため、ラインの変化を見逃さないよう集中しましょう。竿先でラインを張らず緩めずの状態をキープすると、アタリが取りやすくなります。
シェイク
着底状態でロッドティップを小刻みに震わせ、ワームを微振動させます。同じ場所でバスを誘い続けたい時や、魚が見えているけれど口を使わない時に効果的です。派手なアクションに反応しない時ほど、このような繊細な誘いが功を奏することがあります。
カバー撃ち
水草や倒木の隙間、杭周りなどのカバーに対して、ピンポイントでキャストします。着水後はそのままフォールさせ、カバーの奥まで入れ込むイメージです。根掛かりを恐れずに、思い切ってカバーの中に入れていくのがコツになります。
テキサスリグが有効なシチュエーション
テキサスリグが本領を発揮する場面を知っておくと、釣果につながりやすくなります。
ヘビーカバー周辺
最も得意とするのが、根掛かりしやすいヘビーカバーです。針先を隠せるため、ブッシュや水草の中にも臆せず投げ込めます。他のリグでは攻めきれない奥まった場所にいるバスを引きずり出せるのが強みです。
ボトムの変化を探る時
シンカーが先行するため底質の変化が手に伝わりやすく、ハードボトム、泥、砂利といった違いを感じ取れます。バスが付きやすい地形変化を見つけるのに適していると言えるでしょう。
低活性時
バスの活性が低く、ルアーを追いかけてこない時でも、目の前にフォールさせれば反応することがあります。スローに誘えるため、じっくり口を使わせたい状況で頼りになります。
シンカーの重さによる使い分け
シンカーウェイトの選択は釣果に直結する重要なポイントです。軽いシンカーはゆっくりフォールし、ワームのアクションがナチュラルになります。一方、重いシンカーは素早く沈み、風が強い日や深い場所を攻める時に有利です。
基本的には、その日のコンディションで使える最も軽いシンカーから始めるのがセオリーだと考えています。反応がなければ徐々に重くするか、逆にアクションを緩めるために軽くしてみるといった調整をしていきます。
注意点とトラブル対策
テキサスリグを使ううえで、いくつか気を付けたいポイントがあります。
まず、ワームのセットが甘いとキャスト時にズレてしまい、フックポイントが露出して根掛かりの原因になります。セット後に軽く引っ張ってみて、ワームがフックからズレないか確認する習慣をつけましょう。
また、シンカーストッパーをきつく締めすぎるとラインが傷んでしまいます。適度な強さで固定することを心がけてください。釣行中に定期的にラインをチェックし、傷があれば早めに結び直すことも大切です。
フッキングのタイミングについては、アタリがあってもすぐに合わせず、少しラインを送ってから大きくフッキングする方が確実です。ワームを完全に咥え込ませる時間を与えるイメージですね。
まとめ
テキサスリグは作り方も使い方もシンプルですが、奥が深いリグです。根掛かりを恐れずにカバーを攻められる安心感と、繊細なボトム感知能力を兼ね備えているため、初心者から上級者まで幅広く使われています。
最初は基本的なズル引きやリフト&フォールから始めて、徐々にシンカーウェイトやワームの種類を変えながら、自分なりの使い方を見つけていくのが上達への近道だと感じています。カバー撃ちに挑戦する際は、根掛かりを恐れずに思い切って攻めることが釣果につながりますので、ぜひ積極的に試してみてください。







