ついにー!
「ホライゾンウォーカー」さんより
ご提供いただいたテスト品の足漕ぎSUPを
試してきました!
ということでさっそく、
念願の足漕ぎSUPフィッシングを
レビューしていきたいと思います。
これまでのSUPって、
「水上散歩」というイメージでした。
でも、足漕ぎSUPは散歩じゃありません。
例えるなら、
「水上サイクリング」とでも言いましょう。
とにかく、とても快適に
SUPフィッシングが楽しめました。
ただ、ご提供いただいているということや、
開発のサポートをさせていただいている立場だからといって、
「全員、足漕ぎSUP買うべし!発売開始したらすぐに!」
と言うつもりはないです。
何にだって、
良いところも、いまいちなところもある。
だから、忖度なしで、
率直な思いをお伝えしていきますね。
まずは「ホライゾンウォーカー:足漕ぎSUP」の
メリットとデメリットから。
「ホライゾンウォーカー:足漕ぎSUP」のメリット
足と手で漕げるからラク
これまでのSUPだと、
手で漕いでロッドをしゃくって、
手しか使ってこなかったんです。
だから帰る時には腕がパンパン。
その点、足漕ぎの場合はメイン動力が脚なので、
漕ぐ際の腕の体力は使いません。
さらに速く進みたい時は手漕ぎのパドルでブーストすれば、
かなりのスピードが出ますよ。
流れが速いところでもホバーリングできる
SUPフィッシングをすでにされている人ならわかると思いますが、
潮が速い時や風で流される時、
糸が斜めに出てしまって全然着底しないという経験ありますよね?
足漕ぎSUPなら風上や潮上に向けて
軽く漕ぎながらフォールさせることで、
常に仕掛けの上にとどまるようにホバーリングが可能になります。
これ、めちゃくちゃアドバンテージですよね?
移動しながら食べ物、飲み物がとれる
地味っちゃ地味ですけど、
この優雅さがいいんですよ。
移動しながら朝食を摂ったり、
飲み物を飲みながら漕いだり。
スマホチェックだってできちゃいます。
「移動時間を有効活用する」こんな考え、
手漕ぎSUPではできないですよね?
自己満的な要素も大きいですが、
移動しながら食事を摂るこの贅沢が、
すごく気に入りました。
安定感が抜群
椅子に座って漕ぐとグラグラと安定しないのでは?
という不安がありましたが、
一瞬で払拭されました。
長さ3350mm×幅1120mm×高さ100mm
というワイドな設計のため漁船の引き波でも安心。
カヤックよりは
はるかに高い安定性かと思います。
椅子の高さがあるからしゃくりやすい
これは盲点でしたね。
「ホライゾンウォーカー:足漕ぎSUP」には、
専用の椅子が付属してきます。
だいたい高さが20cmくらいあるんですが、
この高さで釣りのしやすさが段違いにアップしました。
普段、SUPボードの上に
座って釣りをする派の人にとっては、
この高さが革命になるといっても過言ではありません。
単純にしゃくる幅もアップしますし、
海ものぞきやすいです。
視界が高くなるだけで
こうも釣りやすくなるのかと驚きました。
椅子が有能で疲れない
以前、市販のカヤックシートをDリングにつけて
なんちゃってカヤック仕様にしたことがあったんです。
でも、一発で「もうしない」と決めました。
背もたれもホールド感が弱いし
逆に腰が痛くなっちゃったんです。
で、今回の「ホライゾンウォーカー:足漕ぎSUP」
に付属してくる椅子はと言うと、
最高に座り心地が良いです。
長時間座っていても疲れないし、
背もたれも安心。
横向きになって釣りをしても
変わらず最高の座り心地です。
椅子の良さは想像をはるかに超えてきました。
手漕ぎの人でも、
この椅子を設置することをお勧めしたいくらいです。
「ホライゾンウォーカー:足漕ぎSUP」のデメリット
これだけ見ると、
ベタ褒めで買わせる気まんまんじゃん!
ってなりますよね?
でも僕の本音は、
じっくり考えてほしいし、
後悔はしてほしくないので、
ちゃんとデメリットもお伝えしていきます。
とにかく重い
SUPの感覚でいると、
正直、まじで重いです。
本体が16kgでペダルドライブが5kg。
ドライブを固定する枠が2kgで椅子が1.5kg。
その他クーラーボックスなどを追加したら、
25kgをも超えてきます。
エントリー時に持ち上げて、
というのは無理なレベル。
波打ち際で準備して
引きずりながら浮く場所まで持っていき、
体制を整えたら飛び乗ってエントリー。
ここが最大のデメリットです。
ひとことで言うなら
「快適さを取るか(足漕ぎSUP)、軽さを取るか(通常のSUP)」
という選択になってくるでしょう。
またエントリーポイントまで遠い
という方はドーリー必須ですね。
意外と脚が疲れる
これも素直な感想ですが
「足漕ぎ意外と疲れるな」
というのが率直に思ったこと。
もちろん手の疲労が脚に分散されるので
ラクっちゃラクですが、
通常のSUPよりめちゃくちゃラクに移動できる、
というわけではないということですね。
感覚として、普通に漕いでる時は
少し早歩きをしているくらいの体力の消耗イメージ。
ゆっくり漕げば歩きくらいの消耗で、
猛スピードだと小走りくらいの消耗ですね。
準備片付けに時間がかかる
完全にイチから準備をした場合の段取りは以下の通り。
▼3気室を膨らませる
▼椅子をセットするためのレールを設置(4箇所、六角ネジ8本)
▼椅子をセット(手巻きネジ4本)
▼ペダルユニットをはめるための枠を設置(六角ネジ4本)
▼フィンを設置
▼エントリー
▼足漕ぎドライブを挿入
普通のSUPと比べると、けっこうな工数ですよね。
とにかく早く海に出たい!
準備に時間をかけたくない!
という方には向いていないかもしれません。
足漕ぎSUPのメリット・デメリットを比較して感じたこと
いろいろデメリットもあるけど、
沖に出てしまえば最強のひとこと。
これは間違いありません。
あの優雅なSUPフィッシングを経験してしまうと、
通常のSUPよりもはるかに快適、
と誰しもが思うことでしょう。
普段なら疲れてあがろうとなるところ、
何時間でも延長できちゃう感じでした。
こんな人には足漕ぎSUPがおすすめ
- とにかくガッツリ釣りを楽しみたい
- カヤックばりの重装備をしたい(魚探など)
- 手軽さより快適さを重視したい
- より広い範囲を移動して探りたい
こんな人は手漕ぎSUPで十分かも
- サクッと出て、サクッと帰りたい
- なるべく軽装で楽しみたい
- そこまで広い範囲を攻めなくてもよい
こんなシーンでは足漕ぎSUPがおすすめ
- 波が立たず、階段などがなく運びやすいポイント
- 駐車場からエントリーポイントまで近い
- 近海から中深海まで幅広いターゲットを狙えるポイント
- 潮の流れが速いポイント
こんなシーンでは手漕ぎSUPがおすすめ
- サーフなど波が立ちやすいエリア
- 駐車場からエントリーポイントまで距離がある
- 潮が流れにくく、まったりなポイント
今後の改善に期待したいこと
YouTubeにもたくさんのご要望やご質問をいただき、
本当にありがとうございます。
自分が感じたこともあわせてすべて、
「ホライゾンウォーカー」さんにフィードバックし、
皆がほしいと思える
最強の足漕ぎSUPの完成を見届けたいと思っています。
現状で感じることとしてはやはり重さが最大のネックかと。
あとはDリングの増設ですね。
あと、ラダーははっきり言って、いらないです。
(方向を手元でコントロールできるハンドル)
さらに重くなって、準備工程も追加されるなら、
いらないと思ってつけませんでした。
パドルを使って旋回すれば余裕です。
(ラダーなしにしたら、もっと安く買えるかな?)
どこまで実現できるかわかりませんが、
いただいたご要望はすべてお伝えします。
引き続き、ご要望やご質問などは以下の
YouTubeのコメント欄にいただけると幸いです。
結論!足漕ぎSUPは「SUP」と「カヤック」の良いところ取り!
手軽さを重視するなら普通のSUP、
快適さを重視するなら間違いなく足漕ぎSUP。
ひとことで言うならこうなります。
あとは位置付けとしてSUPとカヤックの
良いところ取りをした、
中間に位置付けられるのかなと。
(重いといってもカヤックほど重くはないしね)
足漕ぎカヤックのように本格的に釣りをしたい。
でも、家での置き場の関係で
インフレータブルじゃないと管理できない。
こういう人ってかなり多いんじゃないでしょうか?
間違いなく言えるのは、
SUPフィッシングというアクティビティに
新たな選択肢を提示する、
大きなできごとになると確信しています。
これからも足漕ぎSUPの完成に向けて、
過程を発信していければと思います。
全国のSUPフィッシャーの皆さん、
アドバイスのほど、よろしくお願いしますm(_ _)m
またこの足漕ぎSUPを使った、
実釣動画もアップしていきます。
足漕ぎSUPの使い心地が気になる方は、
チャンネル登録していただけますと、
幸いです。
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開発者情報
静岡県焼津市に店舗を構え、
フィッシングカヤック・SUP・ジグを販売されている
ホライゾンウォーカーさん