乗っ込みとは?マダイやチヌ、カレイがもっとも釣れる時期公開

釣り人がひそかに楽しみにしている「乗っ込み」という時期をご存知でしょうか?「乗っ込み」とは何なのか?なぜ「乗っ込み」は釣果が期待できるのか?本記事では「乗っ込み」の意味から、釣れる魚などを詳しく解説します。基本的なことですので、いまさら他人には聞けないという方もぜひ確認してみてください。

乗っ込みとは?

乗っ込みとは、魚が産卵期に入ることです。この時期になると普段いる深場から、水深の浅いところに移動する現象のことを言います。そして乗っ込みの時期には産卵を前にした魚が、旺盛な食欲を示すことから釣りやすくなるのです。また浅場に上がってくるため、ふだんは船釣りをするような魚もショアから釣ることができます。

乗っ込みの狙える魚と乗っ込みの時期

すべての魚に乗っ込みという時期が存在するわけではありません。では次に乗っ込みの狙える魚とその時期をご紹介していきます。代表的な魚をいくつか紹介しますので、季節になったらぜひ狙ってみてください。

マダイ

乗っ込みと言えばもっとも有名なのがマダイでしょう。春になると産卵を意識して、浅場の駆け上がりなどに移動してくることで知られています。1年の中で最も大型のマダイが釣れる時期でもあり、船からだけではなく投げ釣りで狙う人も増えてきます。時期としては地域によって多少の前後はありますが、5月の前半から6月の中旬くらいまででしょう。6月の後半から7月の中旬になると、数が減ってしまうため釣りにくくなります。

チヌ(クロダイ)

チヌも春先から本格的に釣れだします。シーズンとしては3月から5月くらいです。乗っ込みの時期になると、チヌは海中に藻が多い場所に身を潜めるようになります。これは産卵をするなどで、身を隠す場所が欲しくなるからです。堤防や磯などの釣り場でも、海中に藻が多い場所はチヌが釣れる環境が整っていると言えるでしょう。チヌをルアーで釣りたいという方はこちらも参考にしてみてください。

カレイ

これまで春がシーズンの魚を紹介しましたが、秋から冬がシーズンとなるのがカレイです。早場カレイと呼ばれるものなら10月には、乗っ込みの時期に入ります。最盛期となるのは11月から12月でしょう。この時期には投げ釣りでも、型の良いカレイが釣れます。大物も多いため、秋冬になるとカレイを狙う釣り人が多く集まるほどです。

乗っ込みマダイを手返しよく手軽に狙うなら?

乗っ込みのマダイを手返しよく狙うのなら、やはり船釣りをおすすめしておきます。船釣りは敷居が高く感じるかもしれませんが、初心者であっても楽しく釣りができるのが特徴です。予約をする時に船宿にそうした話をしておくと、釣れる仕掛けなどを教えてくれますので、マダイ釣りなら船釣りを経験しておくべきです。

乗っ込みマダイはタイラバがおすすめ

タイラバとはもともと漁師さんが使っていた道具を進化させたもので、マダイ釣りの鉄板となっています。タックルや仕掛けがシンプルで扱いやすいのに加えて、操作も難しくありませんので初心者にもおすすめできます。仕掛けを着底させた後は、ただ巻きをするだけですので船釣り初心者でも気軽に楽しめるでしょう。最近ではシニア層にも人気で、ファミリーで船釣りのタイラバを楽しむ人もいるほどです。

タイラバでマダイを釣るコツは?

タイラバで1つのポイントになるのが、着底後の巻き上げです。ボトムについた後、間が空いてしまって糸ふけがでるとマダイに餌ではないと見切られる可能性が高くなります。そのため着底からの巻き上げを、いかに早くするかでタイラバの釣果も変わってくるほどです。この着底からの巻き上げはタッチアップとも呼ばれていて、上手な人はどんどん釣り上げていきます。このタッチアップをスムーズにしたい時におすすめなのがタングステン製のタイラバ。詳しくは以下で解説しているので気になる方はチェックしてみてください。

乗っ込みマダイをとにかくたくさん釣りたいなら?

マダイ釣りは人気があるだけに、様々な釣り方が考案されています。その中でも大漁を狙いたいのなら、コマセを使ったマダイ釣りがおすすめです。ではコマセマダイの方法について、詳しく見ていきましょう。

コマセマダイがおすすめ

コマセマダイとはコマセを使って、ボトム付近にいるマダイをおびき寄せて釣る方法です。強烈なアタリと強い引きを楽しめるゲーム性もさることながら、タナさえしっかりと掴んでいると爆釣も夢ではありません。クーラーボックスいっぱいにマダイを釣ることもできるので、数が釣りたいのならコマセを使いましょう。

コマセ釣りでマダイを釣るコツは?

コマセ釣りでマダイを狙うのなら、タナをしっかり確認することです。船釣りの場合は船長から指示がありますので、かならずタナを合わせるようにして釣りをしてください。1人だけタナがあっていなかったり、仕掛けをボトムに落としてしまうと他の人まで釣れなくなる可能性があるからです。そのためコマセでマダイを狙うのなら、ある程度は釣り慣れをしてからの方がいいでしょう。コマセ釣りについては以下で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ見てみてください。

乗っ込みマダイの味は美味しい?

乗っ込みのマダイは味が良いことでも有名です。特に産卵前のメスのマダイは脂ののりがよく、締めている時でも脂が浮くくらいです。基本的に白身の魚は淡泊ですが、脂ののっている時期は刺身で食べても本当に美味しく食べられます。特にマダイの場合は皮付きで、湯引きにすると格別の味でしょう。ただし、明日にでも産卵をする、というマダイの場合は、卵に栄養を持っていかれていることがあるため、身がパサパサなこともあるようです。

産卵前・産卵後で味が大きく変わる

マダイに限らず魚は産卵前と産卵後では、大きく味が変わります。これは産卵によって、大きく体力を消耗するからです。産卵後は身体も痩せ細ってしまい、味も大きく落ちます。体力を戻そうとして大食いになっているため、乗っ込みの後半でも釣りを楽しむことはできますが食べても美味しくありません。

釣れやすく美味しい乗っ込み時期を先読みしよう!

乗っ込みは、魚が美味しく食べられる時期でもあります。産卵直前のため、栄養を蓄えようとして餌にも食いつきます。さらに釣れやすい時期でもあるため、釣りをするのなら、各魚の乗っ込みの時期を覚えておくといいでしょう。

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