チヌと呼ばれるクロダイをルアーで釣る「チニング」。少し前まではチヌと言えば「フカセ釣り」というイメージを持たれる方も多かったと思いますが、今このチニングにハマる釣り人が急増しています。そこで本記事では、チニングを始めるには、どんな事について知っておくべき必要があるか。どのようにポイントを選べば良いか。またどんなルアーを使ったら良いのかを説明します。ロッドやリールなどの選び方も解説していくので、これからチニングを始めたいという方はぜひ読み進めてみてください。
チヌ・クロダイ・キビレとは?
まずはチニングで狙っていくターゲットについて知っておきましょう。チヌとクロダイは同じ魚です。またクロダイに似た個体のキビレチヌと呼ばれる魚種もいます。見分け方は名前の通り「ヒレが黄色になっているのがキビレ」と覚えておいてください。
いずれも3月から5月頃に産卵をします。サイズは多くが30センチから40センチほど。中には年無しと呼ばれる50㎝を超える大型のチヌもいます。海岸だけでなく、河川に流れ込むこともあるので、汽水域でも出会える魚です。
チニングとは?
チニングとは磯や防波堤で行うルアーゲームのことです。チヌを主なターゲットにしたルアーフィッシングだから「チニング」。アジを狙うアジングとかと同じですね。クロダイは慎重な魚と思われがちですが、パターンにハマれば、ルアーにも獰猛にアタックしてくるため、駆け引きがとても楽しく初心者でも大いに楽しむことが出来ます。特に初心者であれば、河川や港湾部などから手軽にスタートできる釣りです。
チヌをルアーで釣るためのポイント選び
チヌをルアーで釣るためのポイント選びですが、河口がおすすめです。汽水エリアとなる河口のサーフを基本的に狙っていくのが確率の高い方法でしょう。砂地で浅いところが狙いやすいので、河口内湾でそのようなポイントを探してみてください。防波堤や橋脚、河川の岸壁近くなどに隠れていることもあります。街中にある河川の岸壁沿いなどに潜んでいることもありますよ。
チヌをルアーで釣るのに適した時期は?
ではどんな時期がチヌをルアーで釣るのにベストなのか。基本的には一年中釣ることが出来る魚です。何でも食べるチヌですが、やはり夏が食欲があって釣りやすくなっています。小魚などを食べる時期のため、トップウォーターという表層を狙った釣りをするといいでしょう。
チヌのおすすめルアーは?
チヌは餌の好き嫌いが少ないため、さまざまなルアーで狙うことができます。例えば甲殻類を好んで食べるので、ラバージグやワームを使うことが出来ます。カニに見えるようなジグラバーもおすすめです。夏の小魚を狙う時期には、トップウォータープラグやポッパーを使うのも良いです。水温が暖かいときはチヌの活性が高いので、表層で食いついてくる瞬間も見ることが出来るでしょう。それではより具体的におすすめルアーを解説していきます。
バイブレーション編
バイブレーションタイプのルアーでおすすめは、ベイシックジャパン (Basic Japan) メタルマスター14g です。ラインアイが3か所有り、取り付け位置により激しい動き・程よい動き・あまり動かないと1つのルアーでさまざまなシュチュエーションに対応しています。さらに抜群の飛距離で広範囲に探れ、価格が安くて耐久性があるため、攻めたチニングが出来ます。
プラグ編
プラグでチヌを釣りたいという方におすすめのルアーは、アムズデザイン(ima) シャッド K-太 サスペンド 77mm 12gです。中のボールにより正確なキャストが可能で、立ち上がりがスピーディなルアーです。狙いを定めてキャストすることが出来るので、釣果アップが期待できます。本来はシーバス用に売られているものですが、チヌとも相性バツグンです。
ポッパー編
特に夏場に人気のある釣り方が、ポッパーによるトップウォーターです。チヌを水面まで誘い出すことに長けているのが、メガバス(Megabass) ルアー POPPING DUCK(ポッピング ダック)です。クロダイを効率よく水面に誘い出し、見切られずにバイトさせ、フッキングからキャッチに至るまで、確率を最大限に高めるべく、「浮力」「ウエイトバランス」「アクション」「サウンド」にとことんこだわった、クロダイ専用ポッパーです。
他にも違和感なくチヌを誘い出してくれるメガバス(Megabass) ルアー POPX SWもおすすめです。ネチネチと首をふる、独特のローリングドッグウォークは、POPXならではです。