『自然と暮らす、家づくり』〜釣った魚と育てた作物で生きたい〜 建築家との打ち合わせ編

「釣った魚と育てた作物で生きたい」という夢を叶えるべく、土地を購入して家を建てることにしました。広くて海から近くて、できるだけお安めな神奈川県内の土地、という条件で探した結果、湘南のお隣”西湘”エリアが有力候補に。そして運命の土地と出会い、建築家との打ち合わせを迎えました。

住宅ローンに立ちはだかる大きな壁

もともと利用していたメインバンクは大手銀行でした。なのでまずはその馴染みの大手銀行で住宅ローンも進めようと考えていたのです。無事に審査が通り、問題なければこの大手銀行でいいか、と考えていたのですが、1つ課題がありました。それが「工事請負契約」です。簡単に言うと、工事の前にこちらと施主が書面で交わす契約のこと。そして大手銀行の場合、この工事請負契約の書類がないと住宅ローンの契約ができないのだそうです。


注文住宅の場合、工事請負契約はすぐにできない

これから間取りなどのプランを立てていくのに、工事の代金や工期(着工年月日・完成年月日)、引渡し時期など、決められるはずがありません。仮でダミーの「工事請負契約書」を作成することも考えました。でもそれよりも書類の提出を待ってくれる融通の効く銀行にしたほうが何かといいだろう、というアドバイスをいただき、地方銀行でも審査を進めることに。そして金利も大手より安く、柔軟に対応していただけそうな、地方銀行に決めました。


いよいよ建築家との打ち合わせ

初回の打ち合わせということでまずはヒアリングの場になります。こちらがどんな家を作っていきたいか、ヒアリングをしてもらい、イメージを言語化していきます。この打ち合わせ前、自分たちがどんな家に住みたいのか、簡単に洗い出してみました。こちらの要望、イメージはざっとこんな感じです。

  • 部屋ごとの仕切りは最小限
  • LDKをできる限り広く
  • ガレージを家の中に
  • 外との境を曖昧に
  • 畑をできる庭は確保

そして、建築家と話し合っていくうちにこんなアイデアが出てきました。


中二階のある平家

90坪という広さを活かしつつ、部屋数も少なくして仕切りも減らす。そしてLDKを広く、という要望を叶えるためには、平家がいいのでは?という話になっていきました。普段過ごすLDKから庭にもガレージにもつながっている。これは生活導線を考えても理想です。さらに寝室にも仕切りをなくしたいと考えていたのですが、多少の空間の違いは出したいという気持ちもあります。そこで、中二階のような部屋を作ってもらうことにしました。ここまで打ち合わせを進めると、だいぶ家のイメージもできてきます。

初回ヒアリングで大事だと思うこと

「ある程度のイメージを持ちつつ、あとは打ち合わせで生まれるアイデアに期待する」ということだと思いました。私たちも「理想の家ってどんなだろう?」と考え、Instagramなどで画像をたくさん探していましたが、あまりかっちり決めすぎるのもよくないだろうという気持ちがあったんです。ある程度のイメージを膨らませつつ、建築家からの提案にも期待する。その結果、自分たちの想像を超える家ができるのだろうと。次回はいよいよ、1回目のプレゼンになります。どんな家の案が出てくるのか、楽しみ。


改めて感じる西湘という土地の魅力

「新しく住む土地をもっと好きになりたい」と思い、住む前から魅力探しを始めています。すると、本当にこのエリアに決めて良かったと、ふつふつと実感が湧いてきました。徒歩で海に行けて、さらに小高い山も散歩圏内です。

そして近くにはカフェや鮮魚店もあり、周りも静か。