狙う魚によって、餌の種類はさまざま。中には魚を食べるのが大好きな、フィッシュイーターと括られる魚もたくさん存在します。そして当然、狙う魚の好みの餌を垂らさなければ、釣り上げることはできません。これらフィッシュイーターを狙う際に、注意すべきなのがベイトフィッシュの存在です。本記事ではフィッシュイーターの餌となる、ベイトフィッシュについて解説していきます。
ベイトフィッシュとは?
ベイトとは直訳するとエサという意味であるため、エサとなる魚がベイトフィッシュの意味になるでしょう。例えば、あそこでベイトフィッシュが跳ねたので、シーバスやブラックバスが隠れているはず、というように戦略を練る方もいます。ベイトフィッシュを考慮する時には、マッチザベイトという考え方が重要になります。
マッチザベイトとは?
ブラックバスやシーバスなどのフィッシュイーターには、それぞれ好物とされるエサもありますが、いつも同じ餌を食べているわけではありません。その時、その場所にいる魚が、好んで食べているエサを知り、その餌となる魚、あるいはその魚に似せたルアーをマッチさせることを、マッチザベイトと呼んでいます。特定の場所にいる魚が好きな餌を見極められたら、それだけで釣果は大きく伸ばすことができるでしょう。
代表的なベイトの種類
ベイトフィッシュの種類はたくさんありますが、よく使用する代表的なものをいくつか紹介します。
エビ系(甲殻類)
海でも川でもよく見かけるエビですが、多くの方がモエビやシラサエビを模したルアーでブラックバスを釣っています。また、黒鯛(チヌ)も甲殻類が大好物です。またザリガニ系のベイトも、大型のブラックバスなどが捕食対象としています。小さな魚になると、ザリガニのハサミが危険になるため捕食対象にはなりませんが、大型を狙っている場合はベイトとして選択できるでしょう。
カエル系
オタマジャクシやカエルもブラックバスが好んで捕食しているエサになります。カエル系もブラックバスが好んで食べるエサですが、オタマジャクシは遊泳能力が低いため好んで捕食することもあります。
小魚系
最も一般的なベイトが小魚系でしょう。淡水であればワカサギやオイカワ、鮎といった小魚は身が柔らかいので、ブラックバスなどフィッシュイーターの好みになります。海水であれば、イワシ、小アジ、小鯖、キスなどが挙げられます。
虫系
最後は、虫系のベイトです。小魚などがあまりいない池などで釣りを行う場合などは、虫系がベイトの中心となります。
ベイトフィッシュの見つけ方
ブラックバスやシーバスなどのフィッシュイーターをコンスタントに釣るためには、ベイトフィッシュを少しでも早く見極めることが大切です。ベイトフィッシュの見つけ方は複数ありますが、抑えておくべき3つの方法を解説します。
- ナブラを見て確認
- サビキ釣りで確認
- 釣った魚の胃袋を見て確認
以上の3つの方法について解説していきます。
ナブラを見て確認
昼間に限定されてしまいますが、水面を観察しているとパシャパシャとナブラの発生しているポイントがあります。ナブラとは、大型の魚から小魚が逃げ惑っているために起きる現象であるため、このポイントの先を狙うことで釣れる可能性はかなり高くなります。ナブラ発生ポイントに落としてしまうと、魚が