磯釣りや船釣りで人気なイサキ釣り。シーズンや釣り方さえ間違えなければ、初心者でも難しくありません。それでいて引きもよく、食べても美味しい魚なので、釣り人にも非常に人気が高いです。そこで本記事ではイサキ釣りの情報をまとめていきます。
イサキとはどんな魚?
イサキは東北から、南に生息する魚。最大で50cmほどの魚で、潮通しの良い岩礁地帯を好んでいます。シーズンは3月から12月までと長めです。ただベストとなると、初夏にあたる5月から7月となります。春の終わりから初夏の時期は小型のイサキでも美味しいため、釣りの対象としても人気です。船釣りだと数釣りもできるため、釣っていても楽しいでしょう。
イサキ仕掛け解説【船釣り編】
船釣りでイサキを狙う時の仕掛けとしては、コマセが代表的です。コマセとはビシに餌となるオキアミを詰めて、魚を集めながらフックを紛れさせる仕掛けになります。イサキが釣れるポイントでは、このコマセで他の魚が釣れることも多いです。そのため、上げるまで何が釣れているかわからないワクワクを味わうこともできるでしょう。ビシの重さや対象魚に応じて太さと、長さを変える必要があります。イサキ釣りなら太さは1.8mm前後、長さは30cmほどのものがおすすめです。
フックとして使われるのはチヌ用の2号、またはムツ用の9号が人気でしょう。ハリスはフロロカーボンの1.5号から2号のもので、3m前後で用意しておいてください。チヌ針とムツ針はどちらでも大丈夫ですが、一長一短があるものです。心配な方は予約時にどちらが良いか確認しておきましょう。
イサキを釣る時のポイントは、正確なタナにコマセを落とすことです。地域や釣る場所、時期によって、ベストな水深が変わります。そのため船を予約する時には、必要な重さを確認しておくといいでしょう。
イサキタックル解説【船釣り編】
イサキの船釣りに合うロッドは先調子の2.1m〜2.4mほど。オモリの負荷で見る場合は30号までのものを選べば大丈夫です。リールは300番クラスの両軸受けリールか小型の電動リールでもOKです。PEラインの3〜5号を巻いておきましょう。
イサキ仕掛け解説【磯釣り編】
イサキは磯釣りでも人気です。磯でイサキ釣りをする時の仕掛けとしては、フカセ釣りが一般的でしょう。イサキ釣りでおすすめなのは全遊動といってウキ止めをつけない仕掛けです。サラシの中からどんどん沖に向かって沈めていくと、イサキのポイントに入っていきます。ウキ止めはなくても手元まで届く強烈なアタリがあるので問題ありません。あとは一般的なフカセ釣りと同じでコマセと付け餌を同調させることが、ポイントになります。イサキの餌としては、オキアミとアミエビ、集魚剤を混ぜたものが鉄板になります。
イサキを磯場で釣り際には夜釣りがおすすめ?
日中は小型の魚による餌取りが多いので、釣りにくさがあるのです。また特性として夜行性の魚です。昼間は深いところに潜み、夜になると餌を求めて浅場にきます。そのため磯釣りをする時は、夜釣りが人気となっています。とはいえ磯場での夜釣りは危険が伴いますし、シーズンであれば十分に朝マズメでも可能なので、まずは朝マズメに攻めることをおすすめします。
イサキタックル解説【磯釣り編】
タックルは一般的な磯場でのフカセ釣りのものと変わりません。1.5号ほどの磯竿5.3mにレバーブレーキ付きの2500〜3000番台のリールでいいでしょう。道糸は1.25〜1.5号あたりを巻いておくと良いです。
イサキ仕掛けを把握すれば自作も可能
イサキの仕掛けについては、慣れていない人であればまずは市販されているセットの物を使うのがいいでしょう。ただ仕組みさえ把握していれば、多くの人が自作しています。必要となるのは、シモリ玉、ウキ、からまん棒、ハリス、ガン玉、針くらいでしょう。ここにあげたのは一例ですので、自分で釣りやすいと思った仕掛けを考えてみるのをおすすめします。
イサキ釣りのコツ【船釣り編】
船釣りの場合、船長が指定するタナを守ることが重要です。心配な方はデジタルカウンターのついたリールを使うことがおすすめ。またイサキは群れで行動する習性があります。そのため、一度かかったら、すぐに巻き上げずに待っていると、追い食いといって他の針にも食いついてくることがあります。
イサキ釣りのコツ【磯釣り編】
イサキは磯に居着く魚ではありません。基本的に磯の周辺を回遊している魚です。そこで大事になってくるのがポイント選び。回遊を誘うわけなので、潮が流れていないポイントにはいくら撒き餌しても回遊は見込めないでしょう。仕掛けを投入して潮に乗って沖に流れていく場所がポイントになります。仕掛けが流れていかなければ逆にそのポイントは厳しいと思ってください。地磯なら先端が一級ポイントです。
イサキ釣りの解説でした
イサキは船釣りでも、磯釣りでも人気のターゲット。シーズンになると脂が乗っており、とても美味しい魚です。仕掛けとしてもそこまで難しいものではありません。初心者でも群れにあたると比較的に釣りやすいですので、チャレンジしてみてください。