釣り用ギャフの使い方|タモとの使い分けとおすすめギャフ紹介

ある程度の経験のある釣り人なら皆がタモは手にすると思いますが、ギャフはどうでしょうか?知らないという初心者も多いでしょう。そこで本記事ではギャフの基礎的な知識から、使い方まで紹介します。

ギャフとは?

ギャフとは魚やイカを釣った後のランディングで使う道具です。棒の先に釣り針の親玉のような、大きさの針がついています。一般的には1本の大きな針か、5本前後の針先があって、そこに釣った魚やイカを引っかけて抜き上げる形です。形状的に使える場面は限られてしまうのですが、あると便利な道具であるのは間違いありません。ロッドでは抜き上げると折ってしまうリスクがあるような大物をかけた時には必ずタモかギャフを使うようにしましょう。

ギャフの主なターゲットはイカ(エギング)

ではギャフを使うターゲットはなんでしょうか。主に使われるのは、エギングをした時のイカです。イカの頭の部分を引っかけるようにして、持ち上げる使い方をします。他にも船ではよく見かけますが、大型の青物などにも使えるでしょう。ランディングネットほど汎用性があるものではありませんが、ギャフにはギャフのメリットがあります。

ギャフのメリットは?

ランディングで良く使われるタモと比べた時の、メリットを紹介していきましょう。タモアミは汎用性が高く、イカ釣りだけではなく様々なターゲットで使えるものです。反面でギャフは対象が限られてしまうのですが、タモアミよりも便利な一面も持っています。ギャフのメリットはなんといってもこちらです。

かさばらない

最初に挙げておきたいのが、かさばらないという点です。シャフトと呼ばれる棒の先に、針先がついている形状をしているため、見た目がとてもスマートな形をしています。またメーカーによっては針先部分にカバーがついているため、持ち運分のにも安全。カラビナがついているタイプもあり、エギングなどをする時も腰に引っかけておけます。特にアオリイカのエギングはランアンドガンと言って、釣り場所を変えてどんどん釣っていく方法です。そのため携帯性に優れているギャフは、イカ釣りに向いていると言えるでしょう。

手入れが楽

ランディングネットに魚のヌメリやイカの墨で汚れて苦労した方も多いのではないでしょうか?ギャフであれば落ちにくい汚れがつくこともありませんし、ルアーの針が絡んで外すのに苦労することもありません。

タモに比べたデメリットは?

次にギャフとタモを比べた時の、デメリットも紹介します。最初に挙げたいのは汎用性のなさでしょう。タモアミは様々な魚種に使えますが、ギャフはイカや大型の青物など形状的に使えるケースが限られるのです。これが大きなデメリットでしょう。

イカ、魚に傷がつく

他にもギャフを使うと、イカや魚に傷がつくというデメリットがあります。針を引っかける形であるため、どうしても身体に穴があいてしまうのです。リリースの可能性がある場合は、ギャフは使わない方がいいでしょう。身体の傷などは食べてしまうので、気にしないという人であればギャフを使っても問題ありません。

テクニックが必要

またギャフを使うのには、テクニックが必要です。針をかけるだけなのに、テクニックが要るのと疑問に思う人もいるかもしれませんが、そう簡単なものではありません。

ギャフを使う際のコツとは?

ギャフを使う時のポイントとしては、ギャフをかけた後はできるだけ真っ直ぐな状態に保つようにする点です。この状態でシャフトをたたみつつ、真っ直ぐに引き上げてあげてください。斜めに引き上げると、シャフトが曲がってしまったり、最悪のケースは折れてしまいます。またイカにかける時は、なるべく胴体の中心から頭の部分を狙いましょう。足の部分にかけると、餌木を離してしまい、バレてしまったり、ギャフからも外れてしまうリスクがあります。