あなたが普段、乗られているSUP、正しく取り扱えていますか?正しく保管できていますか?適切な使い方ができていないと、SUPの寿命が短くなるだけでなく、あなた自身を危険にさらすリスクも高まります。とはいえ、そもそも適切なSUPの扱い方も調べてこなかった。そんな人も多いでしょう。そこで本日は、編集長uchiが体当たり取材を敢行したいと思います!今回、お話を聞かせていただくのはこちら!

株式会社イガラシ

1975年から空気入りビニール製ビーチグッズを取り扱うパイオニアであり、昨年からはSUP事業もスタートされたそうです。いわゆるインフレータブル界のプロ中のプロ。ちなみに僕の相棒である「Zray FISHING 11’’」もイガラシさんで取り扱われているSUPです。

それではさっそく、切り込んだ質問をさせていただこうと思います!

uchi
本日はよろしくお願いします!
イガラシ
はい、よろしくお願いします。
なんでも聞いてください!

たった5分の休憩でも、熱膨張による破裂を引き起こす

uchi
ではまず、SUPを取り扱う上で注意すべきことなどありますでしょうか?
イガラシ
特に夏場の話ですが、高温な状況下での放置は膨張から破裂のリスクが高まります。またほかにも貝や岩など、鋭利なものが近くにないかもチェックしてほしいですね。休憩をされる際は、熱膨張を防ぐために空気を少し抜いておくこともおすすめします。
uchi
最近の暑さは異常ですもんね。実際に破裂などの声も増えてきているのでしょうか?
イガラシ
増えていますね。最近では日陰でも「地面の温度」が高温になっている場合が多く見られます。その影響でボードの破裂や接着部の剥離、変形などが多発しているのが今の現状です。

例え休憩時間が5分程度だったとしても、地面が高温な場合は当然のように空気圧は急激に上がりますので十分ご注意ください。状況によっては短時間の休憩、また、ボードの空気圧が5psiでも破裂する事があります。
uchi
確かに夏場の熱膨張は誰でもしがちですが、結構リスクがありそうですね。僕も今度から休憩時には空気を少し抜いておきます。ほかにも休憩時に注意すべきことはありますか?
イガラシ
日陰で地面の温度が低い場所に置いたり、湖や川、海の水につけておくなど、内圧を下げる工夫が大切です。可能な限りボードの空気圧を低くキープするよう心がけてください。また、その際はボードが流されないようリーシュで固定しておくことをお勧めします。
uchi
かしこまりました!

では次に、使用後についてですが、どのように片付けたらいいのでしょうか?

空気の抜き切った状態での長期保管は良くない

イガラシ
使用後は真水でボードとパドルを洗うのが大事ですね。柔らかいブラシやスポンジで傷をつけないように洗うことをおすすめします。特に海で使う場合は塩分をしっかりと取ってから、直接日光や紫外線が当たらない風通しの良い場所で陰干しして、よく乾かしてほしいですね。
uchi
なるほど。結構大変ですね。でも長く使い続けるためにもメンテナンスは大事ということでしょう。では自宅で長期保存をする時に注意すべきことはありますか?
イガラシ
長期保管の場合はペシャンコにしない程度に空気を抜き、生地が折れないよう緩く巻いておくのがいいですね。気温、湿度、気圧の変化が少なく直射日光と紫外線が当たらない室内での保管が理想です。
uchi
海から持ち帰る時はペシャンコの方がいいけど、自宅での長期保管の場合はペシャンコにしすぎないほうがいいということですね?
イガラシ
そうですね。ペシャンコにするとその分、シワや折り目がつきやすく、そこから劣化の原因になりうるということです。あとは夏場だけしか使わないような方だと、巻いて保管しているボードにクセがつかないよう、たまには空気を入れて膨らませることもおすすめしますね。
uchi
なるほど。冬は使わないという人のほうが多そうですもんね。

冬の長期保管時には衝撃に注意

イガラシ
はい、そうだと思います。また冬場の保管時の注意点ですが、SUPに使われるPVCという生地は寒冷時にはかなり硬くなります。そのため、衝撃を与えることで一気にヒビが入ってしまうこともあるので、保管時にも注意が必要ですね。
uchi
そうなんですね!気をつけます!

では次に、使用前にチェックすべきことはありますか?
イガラシ
はい。当たり前のことにはなってしまいますが毎回、使用する前に傷や生地の破れ、各部の破損、劣化がないかをチェックしていただきたいですね。空気注入の際はSUP専用のポンプを使い、空気漏れがないか、バルブが正常に機能しているか、ボードの適正な空気圧になっているか、という基本的なことを毎回、しっかりとチェックしていただきたいです。
uchi
慣れてくると、基本を忘れがちになりますからね!

エントリー前はローカルルールを必ず確認

イガラシ
あとはこれも基本的なことですが、入る前にはポイントごとに定められたローカルルールをしっかりと守ることも大切かと思います。SUPを快適に楽しむためにも、ぜひその場で定められたルールをしっかりと把握して、守っていきたいですね。
uchi
ルールが守られないと、エントリー禁止になったりもしますからね。僕も一部の方のマナー違反が原因でエントリー禁止になったポイントを知っていますし。本日はいろいろと貴重なお話、ありがとうございました!
イガラシ
こちらこそ、ありがとうございました!

SUPの劣化はメンテナンス次第で最小限に抑えられる

今回、お話を聞いていて思ったのは、経年劣化を早めるのも、遅くするのも、自身の普段の取り扱い次第だなということ。SUPは決して安いものではないですし、命を預ける乗り物です。SUP愛好家の方たちにとって本記事が、メンテナンスを考えるきっかけになれば幸いです。

インタビュー協力

株式会社イガラシ:
http://www.igarashi-ltd.co.jp/index.html

業務内容:
空気入ビニール玩具・ビニール雑貨の製造卸
ビーチレジャー用品(SUPなど)の製造卸
アウトドア用品(主にマット)の製造卸
上記商品の企画・製造・卸

本社所在地 :
〒121-0801
東京都足立区東伊興3-21-13

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