ソウダガツオの釣り方から食べ方まで!強烈な引き味を楽しむ

一般的にカツオと言うと、一本釣りなどのイメージから船で釣るものと思う人も多いでしょう。しかしソウダガツオは、堤防などからでも釣れる魚です。そこで本記事ではソウダガツオの釣り方について紹介していきます。

ソウダガツオはどんな魚?

熱帯から温帯の海域に生息するソウダガツオ。ヒラソウダとマルソウダという2種類が存在します。カツオの種類とはいえ、一般的に食卓に並ぶカツオよりは小さな個体が特徴。全長は30センチから40センチ程度、大きいもので60センチほどになります。

ソウダガツオが釣れる時期は?

日本各地の沿岸を回遊することもあり、7月から12月頃がシーズンとなっています。ただ回遊魚のため、その年や地域などによって釣れる時期は多少ズレることがあります。食材として、美味しいシーズンは晩秋から冬にかけてです。脂が十分にのって、赤身魚の最高峰とも評されます。サイズとしては30cmから40cmのものがメインですが、強い引きがあることから釣りの対象魚としても人気です。

ソウダガツオが釣れる場所は?

ソウダガツオは、基本的に外洋の潮通しの良い場所を回遊する魚です。しかし初夏から秋にかけては湾内にも入ってきますので、海岸や堤防などからでも釣ることができます。もちろん船釣りも楽しめるので、自分にあった釣りを楽しめるでしょう。湾内でも潮通しの良い場所や、船の通り道などは狙い目のポイントとなってきます。

ソウダガツオが釣れる時間帯は?

ソウダガツオが釣れる時間帯としては、地域にもよりますが朝マズメがよく釣れるとされます。朝マズメは4時から8時頃までを指しますが、日の出くらいの時間帯から釣れやすくなるでしょう。基本的には明け方から日中にかけてが、釣れる時間です。

ソウダガツオのオススメの釣り方

ではソウダガツオの釣り方を紹介していきます。青物で良く食いついてくることから、ルアーなど様々な方法で釣ることができるのが特徴です。そこで釣り場所によって、釣り方を変えていくといいでしょう。

ショアからソウダガツオを狙う場合は?

ショアから釣るのならジギングが効果的です。30g前後のジグを使って楽しめる、ライトショアジギングになります。時期によってルアーを変えるなどの工夫は必要ですが、意外とかんたんに釣ることができるでしょう。ルアーでソウダガツオを釣るのなら、メタルジグが一般的です。他のフィッシュイーターと同様に、メタルジグには食いつきがいいです。ただ時期によってはマイクロジグといって小型の物にしたり、ジグサビキを使うといいでしょう。群れが入ってくると、一気に入れ食いタイムに突入します。

ルアーでのソウダガツオの釣り方は?

仕掛けとしては30g前後のメタルジグを使います。小魚を追いかけてくるソウダガツオは、ボイルができることが多いです。海鳥が集まっていたり、海面から小魚が跳ねている様がボイルと呼ばれるものなので、すぐにでもわかるでしょう。ボイルがあった場合は進行方向に、キャストするようにします。ルアーの巻き方としては、ジャークアクションがおすすめです。また食いつきが悪いと、高速でただ巻きをしてください。

サーフからソウダガツオを狙う場合

サーフから釣るのなら、弓角を使いましょう。弓角とは古くから日本で使われてきた、ルアーに似た釣り道具のことを意味しています。サイズは小さく、小魚狙いのフィッシュイーターであるソウダガツオには、効果的な仕掛けでしょう。

弓角とは?

弓角を使った釣りを簡単に解説しておきましょう。こちらはルアーに似たものですが、ルアー釣りとは違ってフォールが苦手です。そのため釣り方としては重りをつけて、巻くだけという方法です。小型の弓角ですから、遠投することも難しくありません。

弓角の仕掛けと釣り方

仕掛けとしては中層にジェット天秤、表層には遠投マウスと呼ばれる重りを装着して行います。ハリスは4号前後を使って、長さは2mから4mの間で調整してください。マウスシンカーと、重り付きのテンビンのどちらも10号からあるため、ちょい投げ用のロッドでも対応できるでしょう。釣り方としては、ともかく遠投します。その後に、ただ巻きをするのが基本です。1秒に3回転ほど目安にして巻くといいでしょう。どんどん投げて、がんがん巻いていくというのが弓角で釣る時のポイントになります。メタルジグでは釣れないのに、なぜか弓角だけが釣れるという状況が発生することも。シンプルかつ、今でも根強い人気の仕掛けです。

弓角仕掛け
弓角仕掛け