氷に穴を開けて釣る魚といえば?釣り経験者なら誰もがワカサギと答えられるでしょう。そんなイメージもあってか、冬の魚という印象を持たれる方も多いと思います。でも実は夏にもたくさん釣れる魚。著者は夏に湖畔キャンプをする時には必ず狙うターゲットです。そんな季節を問わずに手軽に釣れるワカサギ。本記事ではワカサギを爆釣させるための仕掛け、餌、付け方、オモリ、など詳しく解説していきたいと思います。
ワカサギ釣りはどこでできる?
ワカサギ釣りが出来る場所は湖です。凍った湖に穴を開けて、釣っている姿を見たことがあるでしょう。しかし温暖化により、冬にも凍らない湖が増えてしまいました。最近では、ボートに乗って、岸から離れたところに出て釣る人やドーム船といって屋根のある船の中から釣る人のほうが圧倒的に多いでしょう。ボートを使うときには、船頭さんがどこを狙ったら良いのかポイントを教えてくれます。自分でポイントを見つけるときには周りにいる人に尋ねてみてください。近くの釣具屋で情報を聞くことも出来ますし、あらかじめインターネットで具体的なポイントを決めておくのも良いでしょう。
ワカサギが釣れる時期は?
「ワカサギ=冬の釣り」と思っている方もいらっしゃるでしょうが、実は年中狙える魚です。ただ、湖によって禁漁の時期が定められているので、事前の確認は必ずしておいてくださいね。ただし、寒い時期のワカサギはサイズが大きく、脂ものっているので食べておいしいのもたしか。これがワカサギのシーズンが冬と言われる所以でしょう。脂ののった美味しいワカサギを狙うなら、10月くらいからと覚えておいてください。寿命が短いワカサギは春には産卵後に死んでしまうので、その前の成熟したワカサギを釣っていくようにしましょう。
ワカサギが釣れる時間は?
ワカサギを釣る際の時間帯はあまり気にしなくても大丈夫です。どの時間帯でもまんべんなく釣れますし、釣れないときには全くアタリが来ません。もちろん、ほかの釣りと同様に釣れる確率が比較的高いのはマズメ時です。朝や夕方の薄暗い時間帯に釣り始めると、釣果を上げやすいでしょう。しかし、日中から釣り始めてもたくさん釣れることも多々あるので、特に意識する必要はありません。ちなみに、マズメって何?という方はこちらの記事も参考にしてみてください。
釣果が期待できるのはボートまたはドーム船
ワカサギ釣りで釣果が期待できるのはボートまたはドーム船です。ボートから釣る場合はボート屋さんがポイントを教えてくれます。釣る時期によってポイントが違いますし、その日の風向きなどによっても変わってくるでしょう。地元のワカサギの生態を知り尽くしているボート屋さんが教えてくれるので、まずは言う通りにしましょう。またドーム船に乗って釣ると、寒さが厳しくないのも嬉しいポイントです。ドーム船というのは、ビニールハウスのような船のこと。ドーム船なら屋根付きで、船内には暖房、ストーブが完備。防寒着がいらないほど温かい船もあるので安心です。
ワカサギのタックルは?
これからワカサギを始めたいという方は、ぜひ専用ロッドと専用の小さな電動リールを選びましょう。繊細なワカサギのあたりをとるためには、やはり他のロッドの代用では難しいです。もちろん代用ロッドでもできないことはないですが、どうせなら専用ロッドで実釣してもらったほうが、楽しみも大きいはず。調べたところ、ワカサギ釣りのオールインワンセットが販売されていました。
ワカサギの仕掛けは?
ワカサギを釣るときの仕掛けについて解説していきます。ラインはナイロン糸で十分です。0.7号前後のナイロン糸を、35メートルほど用意しておけば問題ありません。針はワカサギ用の仕掛けが釣具屋などで売っていますから購入しましょう。Amazonのほうが安く売られているケースが多いので、釣行までに時間がある方は用意しておくとよいでしょう。8本前後の針が付いているものを使えば大丈夫です。針が多い方がそれだけ釣れますが、仕掛けが引っかかる確率が高くなるので注意してください。初心者の方は5本前後の針がある仕掛けにしましょう。水質が良いときは鋼色で、水質が悪いときにはアピールするためにゴールドの針を使うのが良いです。
ワカサギの仕掛けにつけるオモリは?
オモリはナス型の0.5号〜2号がおすすめ。ワカサギ用のオモリとして縦に細長い形のものが売られていることも多いです。オモリが軽いほうがワカサギのアタリを感じやすいですが、風が強いと、底を取れません。選べる場合は、底が取れるぎりぎりの重さを選びましょう。