初島は静岡県に属する有人島です。相模湾に浮かんでいる初島は、多くの釣り人が訪れるリゾート地になっています。四方を海に囲まれているため、釣りスポットもたくさん存在しています。
初島は釣り天国
初島は、関東から近いところにあるものの、リゾート感覚を味わえる素晴らしい場所です。釣りとリゾートがセットになっているような場所は、それほど多くありませんが、初島はまさにリゾートフィッシングのできる場所です。南国の雰囲気を味わいながら、釣りを思う存分楽しめる、釣り人であれば一度は訪れたい場所でしょう。
初島へのアクセスは?
初島は伊豆半島の離島であるため、アクセス方法は熱海港からのフェリーとなります。高速船が出ていますので、熱海港から初島までは30分程で到着します。フェリー料金は、大人片道1,300円、子供は片道650円です。東京からの時間であれば、トータル1時間半くらいになるでしょう。
初島の釣りポイントは?
初島は四方を海に囲まれているため、多くの釣りスポットがありますが、メインになるのは2つの漁港になるでしょう。釣りポイントは多いものの、釣り禁止になっている場所もあるため、地元で注意事項を確認するようにしてください。
初島漁港の第一堤防
初めて初島で釣りを行うのであれば、初島漁港の第一堤防がおすすめになります。第一漁港周辺は水深が深くなっているため、釣りをしやすい場所と言えるでしょう。しかし第一漁港周辺では、大型のメジナも目視できることもあるように、初心者だけではなく大型魚を狙う熟練した釣り人も多くいます。
第二堤防
初島港からは少し離れた場所にあるのが、初島第二漁港で、第一漁港と比較すると立地的な理由から若干釣り人が少ない場所となります。他の釣り人に煩わされることなく釣りを楽しみたいという方に、おすすめできる釣りポイントになるでしょう。
狙える魚は?
初島での釣りで、メインターゲットはやはりメジナであり、春、秋、冬とメジナにトライすることができます。他にもイサキや青物の回遊も期待大。その他には、初島の名物魚とも言えるのが、塩焼きにすると美味しいと地元でも評判のタカベという魚。1年を通じていつでも釣る事が可能です。その他にも、真鯛、アオリイカ、イシダイ、カサゴ、イシガキダイ、ヒラスズキ、アジなどの魚も初島周辺で釣れる魚です。
初島でのおすすめ仕掛け
初島の名物は、電気ウキを使ったイサキ釣りです。バックに見える熱海の夜景を写しながら、電気ウキを使った仕掛けもおすすめです。主な仕掛けは、以下の5つになります。
- カゴ釣り
- ショアジギング
- ウキフカセ釣り
- ダンゴ釣り
- 穴釣り
それでは1つ1つの仕掛けについて紹介します。
カゴ釣り
カゴ釣りとは、沖目のポイントまで餌と針を同時に届かせるための仕掛けで、初島の釣りでは大活躍する仕掛けです。カゴ釣りをするのであれば、第一堤防の根本部分にある欄干のある場所がおすすめです。
ショアジギング
ショアジギングは、28gから40gほどのメタルジグを使用して陸から青物などを狙う仕掛けになります。但し、堤防は主に餌釣りの釣り人が多いため、ルアーを使用した釣りは少しやりにくいかもしれません。堤防を利用するなら朝早くから行く必要があるでしょう。おすすめのポイントは、第一堤防の先端にある灯台のところからのキャスティングです。
おすすめのショアジギング用メタルジグ
初島でショアジギングによる釣果をあげたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
ウキフカセ釣り
浮きを使わずに、餌とハリと糸の重さだけで、仕掛けを海の中で漂わせるのがウキフカセ釣りですが、初島はこのフカセ釣りにも向いています。第一堤防の中間にあるテトラポットのあたりで、ウキフカセ釣りをしている方をよく見かけます。もちろんこのポイント以外でも、ウキフカセ釣りは十分楽しめるでしょう。
ダンゴ釣り
ダンゴ釣りは、堤防での釣りにも向いている仕掛けであるため、もちろん初島でのフィッシングにも対応できます。初島でダンゴ釣りをするのであれば、やはり第一堤防の沖側最先端の場所がおすすめです。その他には、第二堤防の一部分にある砂利の場所も、ダンゴ釣りに向いている場所の1つと言えるでしょう。とはいえ、初島ではどちらかと言えば、カゴ釣りやウキフカセ釣りの方が向いているかもしれません。
穴釣り
穴釣りとは、組まれたテトラポットの間にある穴を利用して魚を狙う釣り方ですが、初島でも利用できます。第一堤防には無造作に並べられているテトラポットがあるので、このポイントで穴釣りができるでしょう。ブラクリというシンプルな仕掛けでカサゴやムラソイ、タナバタウオといった根魚を狙うことができます。穴釣りについてもっと詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
一級ポイントを狙うためには?
初島でメインになるポイントは、第一堤防と第二堤防です。この中で第一堤防の一級ポイントは、堤防の先にある灯台付近であり、この場所は多くの釣人が争奪を行うポイントになります。初島の第一堤防は沖側が釣果の多いポイントであり、さらに先端部分に大型の魚が集まる傾向があります。ポイントは激戦区になるため、前日から初島に上陸しておくか、一番早い時間のフェリーに乗って初島に行く必要があります。朝一のフェリーでもかなりの激戦になるので、やはり前日から初島に上陸しておくのがベストになるでしょう。
初島の一級ポイントで大物を釣り上げよう
初島は、リゾート気分を味わいながら釣りを楽しめる独特なポイントになります。現地で釣り道具一式を借りることもできますし、餌を購入できる場所もたくさんあります。堤防の大きさが中程度であるため、時期によっては釣り人で溢れかえってしまいますが、非常に魅力的な釣りポイントの1つと言えるでしょう。