カマスは堤防からでも手軽に釣れる魚の1つです。初心者でも比較的に釣りやすく、食材としても美味しいためとても人気があります。そこで本記事ではカマス釣りに必要な仕掛けを紹介していきましょう。
カマスとはどんな魚?
カマスは南日本を中心に、東シナ海や南シナ海に生息する魚です。沿岸部の浅い場所を好んでいて、最大で50cm程度まで大きくなります。シーズンとしては4月から11月までです。ベストなのは7月〜10月となります。小魚を狙って良く捕食する魚だけに、ルアーでも釣れるのが特徴でしょう。ポイントや地域ごとに微妙にピークのタイミングが異なりますので、気になる場合は常連の方に聞くのがベストでしょう。干物にすると身がしまって、美味しく食べられます。
カマスはどんなところから釣れる?
カマスは回遊魚になります。イワシなど小型魚の群れを、追いかける形で捕食します。そのため潮通しの良い堤防や漁港がポイントとして有名です。獰猛な魚のためベイトのある場所では、かなり釣れるでしょう。堤防でも場所によってベイトの有無が変わりますので、餌や仕掛けを購入するついでに、近所にある釣具店で情報を仕入れておくのをお勧めします。
カマスが釣れる時期と時間は?
カマスのシーズンは先にもお伝えしたように初夏と、初秋の2つの時期になります。この時期にはアジやイワシなどのベイトが増えるため、それを追うカマスも接岸してくるのです。釣れる時間としてはマズメが鉄板になります。マズメとは魚が活発に捕食する時間のことです。1日に朝と夕方の2回あり、朝マズメは4時から8時頃、夕マズメは16時から20時頃までになります。
どちらかと言えば、カマスの場合夕マズメの時間帯がおすすめです。
初心者でも簡単なカマス釣りの仕掛け
では初心者でも簡単に釣れるカマス釣りの仕掛けを紹介します。代表的なのはジグサビキとルアー釣りでしょう。どちらも人気の釣り方ですので、基礎を押さえておいてください。
ジグサビキ
釣りの初心者でも簡単にカマスが釣れるほど有名です。ジグサビキは、市販のサビキ仕掛けを使います。サビキの先端にメタルジグをつけましょう。メインのラインにはPEの0.8号ほどがおすすめです。ラインに仕掛けをつけてもいいですが、リーダーを経由しても問題ありません。
ジグサビキでの釣り方
ジグサビキの釣り方は、ジグが着底したらロッドをしゃくって落とすのを繰り返します。どのあたりのレンジでアタリがでるのかを確認しましょう。レンジさえわかってしまうと、カマスは群れで生活をしていますので、数釣りができます。釣れない時はアクションを小刻みにするなど、変化を加えていくといいでしょう。
ルアー(ジグヘッドワーム・メタルジグ)
ルアーで釣る場合も、メタルジグを使うのが代表的です。他に使われるのはピンテールなどのジグヘッドワームでしょう。ロッドは6フィート前後の物で十分です。ラインは3ポンド前後のものを使いましょう。
ワーム・メタルジグでの釣り方
基本的にこちらもジグサビキで釣るのと、同じ釣り方をします。着底を待って、しゃくって落とすの繰り返しです。ワームなどを使う場合は、ロッドを小刻みに横に振るような動きを入れてもいいでしょう。とにかくアクションも必要ですが、釣れるレンジを押さえるのを最優先にしておくのがおすすめです。アジング用やメバリング用などのワームでOKです。
カマスがエサいらずでも爆釣できる理由
カマスが餌がなくても爆釣できる理由はシンプルです。 1つは獰猛なフィッシュイーターである点でしょう。小型の魚を主に捕食しているため、疑似餌であるルアーにも噛みついてくるのです。また小魚の群れを追って回遊する習性もあるため、堤防などでも小型の魚などに似せたものでも食いつきます。餌釣りもできますが、ルアーでも簡単に釣れるためこれから始める人にもおすすめの魚です。
堤防からカマスを狙う際のタックルは?
では最後に堤防から狙う際のタックルを紹介しておきましょう。各仕掛けによって、微妙に変えていく方がいいです。既にラインや仕掛けについては上で触れましたので、ロッドとリールを解説します。
カマス狙いに適したロッド
ルアー釣りをするのなら、ロッドは6フィートから7フィートのものでいいでしょう。メバルやアジ用のロッドで構いません。ジグサビキを行う場合は、複数のカマスがかかる可能性もあるのでロッドとリールも中型の物が必要です。ロッドは8フィート前後のエギングロッドなどで代用可能でしょう。
カマス狙いに適したリール
リールもルアーとサビキで異なるので、それぞれ紹介します。ルアー釣りの場合のリールは、小型から中型のスピニングリールで十分です。1000番台から2500番台のものが目安です。一方でジグサビキをするのなら、中型のスピニングリールを使いましょう。2500番台のものがおすすめです。どちらも行いたいのなら、2500番台のリールを購入しておくと流用できます。
カマスを釣って入れ食いを楽しもう
カマス釣りについて解説しました。初心者でもジグサビキやルアーで、簡単に堤防から釣れます。食べても美味しい魚ですので、これから釣りをしたい人におすすめのターゲットでしょう。