1年を通して1番シーバスが爆釣する「バチ抜け」というシーズンをご存知でしょうか?シーバスを専門に狙っていうような方なら当然、知っているかと思います。そこで、これから本格的にシーバスをルアーで狙ってみたいという方向けに、バチ抜けとは何なのか。バチ抜けにはどんなルアーでどんな狙い方をするのが効果的なのかを調査してみました。
バチ抜けとは?
バチ抜けはシーバスの捕食の対象が大量発生することです。シーバスが大好物なアオイソメやゴカイなどを通称「バチ」と呼びます。このバチが大量に発生することがあるのです。どうしてそのような現象が起きるのか。バチは普段、海底の砂の中にいますが、生殖のために一斉に海中へ出てくることがあります。これこそがバチ抜けの正体。その時はシーバスの活性が一気に上がります。シーバスの食い気が高いこの時こそが1年でもっともシーバスを爆釣させることができる時だと言われているのです。
バチ抜けの時期は?
バチ抜けが見られる時期は、12月〜6月と言われています。よく見かけられるのが、2月や3月頃。早春にバチ抜け現象がよく発生します。しかもこの頃のシーバスは産卵が終わった後で、お腹が空いています。産卵によって奪われた体力を回復しようと活性が上がっているのです。ちょうどその頃にバチ抜けがあるため、シーバスの旺盛な食欲を利用して釣りをすると釣果をアップすることができます。
潮で見るバチ抜けの狙い目・条件は?
バチ抜けのパターンをつかむためにもっとも可能性が高いのは、中潮〜大潮の日を狙うことです。この潮の強い流れを利用して、バチが巣から出てきます。潮の流れに乗って遠くまで行き、生殖しようとするのです。
バチ抜け狙いに最適な時間は?
バチ抜けを狙っていくのに最適な時間は、ずばり夜。バチは産卵のために浮上してくるのが夜が多いためです。そしてバチ抜けがもっとも起こりやすい時間が、満潮の前後2時間です。この時間と夕マズメが一致している中潮の日は大チャンスと言っていいでしょう。
バチ抜けに適したポイントは?
常夜灯のある河口、流れのヨレがあるところ、流れの弱い河口など、代表的なシーバスの場所が、やはりバチ抜けでも釣れるポイントになります。条件を満たすようなポイントであっても、バチ抜けが起こる場所と起こらない場所があるはずです。足繁く通って、バチ抜けポイントを見つけてみてください。
バチ抜けのおすすめ仕掛け、タックル
基本的には市販のシーバルタックルで問題ありません。ラインはPEラインの0.7号前後が使いやすいです。リーダーは細いながらも強度のあるフロロカーボン11ポンドか12ポンドを選ぶと良いでしょう。
バチ抜けルアーのアクション方法
バチ抜けアクションは、急がないことです。ゆっくりと同じ速度で表層を漂わせるように引いてくるのがポイント。水と同調されるくらい派手なことせず、ゆっくりとドリフトをさせたり、ただ巻きを意識してください。
バチ抜けルアーおすすめ6選
バチ抜けルアーのおすすめを6つ紹介していきます。
Jackson(ジャクソン) ペンシルベイト にょろにょろ ルアー
こちらはバチ抜けルアーとして、超定番。シーズン中は売り切れるほどの人気商品です。表層をゆっくりただ巻きするだけで、バチ抜けのパターンとはまると、誰でも爆釣が実現可能な、まさに反則ルアーと言っていいでしょう。
アムズデザイン(ima) ペンシルベイト アルデンテ
こちらもシルエットを見ても分かる通り、バチ抜け専用モデル。しかし、口コミを見ると、バチ抜けではない時も、オールシーズン釣れるとの情報多数。シーバスを狙っているルアーマンにとっては、バチ抜けシーズンの秘密兵器という位置づけです。
ガイア エリア10
エリア10はシーバスがベイトを捕食しやすいこのレンジにターゲットを絞り、ファーストリトリーブから引き波が立つほどのデッドスローアクションまで、一定層を長くトレースすることができるリップレスフローティングミノー。ほかのバチ抜けルアーより、コスパが高いのに釣れる、ということでシーバスアングラーの必携ルアーです。
ガルプ! ソルトウォーターファットサンドワーム
言わずと知れた、あの強烈な匂いを放つガルプ!見た目もバチそのものですが、匂いによる反則級の集魚力を発揮します。口コミを見ても「ガルプに出会い、バチ抜けにガルプを使うようになってから、釣果に不満が出た事はありません!」「周りが誰も釣れていない中、自分だけ爆釣…。頼りたくないけど、どうしても釣りたい時にはつい使ってしまうバチ抜け反則ルアーです。」というようにまさに最強ワームですね。
ブリーデン バチ
名称そのままのバチそっくりなワームです。ラメが日光や常夜灯を反射して、シーバスを引きつけてくれます。フォルムもリアルなのでアピール力が高いです。高浮力素材が使われているため、表層を狙うのに最適です。