ソルトルアーフィッシングの中でも、1位、2位を争うほど人気なターゲット、といえばシーバスですよね。引きの強さとファイトの難しさがその理由ですが、バラシの原因となるのがエラ洗いです。あなたはシーバスがなぜ、エラ洗いをしているか、知っていますか?そこで本記事ではシーバスのエラ洗いについて、詳しく追っていきましょう。
エラ洗いとは?シーバスがエラ洗いをする理由
そもそもエラ洗いとはなんなのか。このページにたどり着いたあなたなら、ご存知かと思いますが、シーバスがルアーに食いついた時に、激しく頭を揺らしてジャンプするあれ。あの行動をエラ洗いと呼んでいます。エラ洗いにより、多くのシーバスフィッシャーがバラシを経験していますが、実はシーバスは針をはずそうとしているわけではありません。餌に食いついた時、それが本物の餌なのか異物なのかをシーバスは瞬時に理解します。この時に異物を吐き出そうとして、口を大きく開けて頭を振り、遠心力で吐き出そうとしているのです。
シーバスだけじゃない?エラ洗いする魚
シーバスは人気の釣りであるためエラ洗いをすることで有名ですが、実は他の魚もエラ洗いします。そこでエラ洗いをする代表的な魚を3種、ご紹介いたします。
エラ洗い代表格シーバス
ご存知エラ洗いの代表格がシーバスです。すべてのシーバスがエラ洗いをするわけではありませんが、とりわけターゲットとして人気の魚だけに知られています。時には水面からジャンプをして、エラ洗いをすることもあり、そうしたダイナミックなアクションが人気の理由です。シーバスの場合はエラ洗いのアクションを起こした時に、バラしてしまわないような方法も確立されています。(このあとバラし回避方法をお伝えします!)
ボラ
ボラもエラ洗いをすることで知られています。ただシーバスほど、多くはありません。釣りのターゲットとしても人気がありますが、シーバスのほうが圧倒的に人気のため、目立たない存在だと言えるでしょう。
マゴチ
マゴチもエラ洗いをする魚です。シーバスなみのエラ洗いをすることもあり、釣っていて楽しい魚だと言えるでしょう。食べても美味しい魚だけに、マゴチ狙いで船釣りをする人も少なくありません。
エラ洗いのバラし対策
シーバスを狙う時には、やはりエラ洗いに注意しなくてはいけません。そこでシーバスがエラ洗いをした時に、バラさないようにするにはどうすればいいのか。エラ洗いの対策について、初心者でもわかりやすく解説をしていきます。シーバス釣りは人気があるだけに、いくつかのエラ洗い回避方法が確立されています。それではエラ洗いのバラし対策について、詳しく紹介していきます。
ロッドを寝かせる
エラ洗いでとかく避けたいのが、水面からのジャンプです。このジャンプをされてしまうと、ルアーがバレる確率が高くなるため、できるだけ水面に出さないようにしましょう。ロッドに水面からのジャンプの気配を感じた時は、ロッドを寝かせてください。ただロッドの竿先を寝かせるだけではなく、ラインにテンションをかけ続けるのも大事です。ラインがゆるんでしまうと、フックのかかりも浅くなりやすく、結果的にバラしてしまうからです。
エラ洗いされないやりとりの方法は?
とにかくシーバスを狙うのなら、エラ洗いをさせないことが大切です。それがいちばんの対策となってくるでしょう。基本的なアクションとしては、シーバスが動く方向に逆らうようなロッドアクションはしないことです。また元気な内に引き上げてしまうのも良くありません。とかく水中でシーバスの体力を奪うことを前提にして、ファイトするようにしましょう。ドラグもギチギチに締めていると、その分抵抗をしようと、エラ洗いが頻発します。シーバスが水面に上がろうとした時に、ドラグからラインが送りだされるので、水中に引き返させることができるのです。釣り始める前に必ずドラグはチェックしておきましょう。
バラさずに取り込むコツ
エラ洗い対策に限ったことではありませんが、シーバスをバラさずに取り込むコツとしては、無理をせずにランディングネットで掬ってしまうことです。無理に抜き上げようとすると、当然バラしの確率が高くなります。最悪はロッドを破損してしまうこともあるため、初心者は必ずランディングネットを用意しておきましょう。ランディングネットを使えないような場所なら、フィッシュグリップが必携となります。足場が低い場所だと、シーバスの口から手で持って抜き上げる人もいますが、絶対におすすめできません。掴んだ瞬間にシーバスが暴れて、フックが指を貫通するような人が続出しています。ランディングネットとフィッシュグリップは必ず携帯しておきましょう。